海外ドラマ、ムーンナイト
シーズン1の3話の冒頭あらすじとその後、感想と考察になります。
ネタバレにはご注意ください。
Disney+で配信中のマーベルスタジオが送るドラマ、ムーンナイト。
MCUフェーズ4に該当するシリーズです。
金のスカラベを奪われてしまったスティーヴンとマーク。
前話ラストからして、舞台はエジプトに移りそうですね。
前エピソードはこちら。
ムーンナイト シーズン1 2話「スーツ召喚」ネタバレと感想と考察
冒頭あらすじ
アメミットの墓場の位置を暴く金のスカラベ。それを用いて、信奉者と共に墓地を探すアーサー・ハロウだったが、ついには見つけてしまう。
一方、ハロウを追うマークとスティーヴン。アメミットの信奉者達から情報を得ようとするが、彼らは自らを犠牲にしてまでも口を割らない。
情報が手に入らないことを見かねたコンスは、神の立場を使って彼らに手を貸すことにする。
感想と考察【ネタバレ注意!】
神々の集会”エネアド”
コンスはアメミットの墓場の手掛かりを得るため、神々を招集して会議を行うエネアドを開く。それによって招集された他のエジプトの神々。マークはコンスのアバターとしてその集会に参加することになる。
他の神々に頼み込めば簡単だろうなぁ…って思ってたら。そういえばコンスは神々から追放された形なんだった。
アメミットの復活を阻止したいと訴えかけるコンスだけど、他の神々のスタンスは人間への不介入が基本みたい。そもそも、コンスは他の神々にめちゃくちゃ嫌われているみたいで話をまともに取り合ってくれていたかは怪しいけれど。神々でも日頃の素行は大事なんだなーって。(笑)
証人喚問として呼ばれたハロウもシラを切るのが上手い。さらには話題の矛先をそらして、コンスとそのアバターであるマークの異常性へとすり替えてしまった。口が上手い男だった…。
ハトホルのアバターであるヤツィルが気にかけてくれなかったら危なかった。
ちなみにエネアドというのはエジプトの主神たち九柱を指す言葉らしい。また、その神々が集まって集会を開くこともそう呼ばれるとのこと。
今回はそのどちらの意味でも使われてたいたのかな。
再びレイラと行動するマーク
マークに置いて行かれたレイラだったが、彼女は顔馴染みの協力を得て偽造パスポートを作成する。それによりエジプトでマークと合流するレイラ。”センフーのサルコファガス(石棺)”を探すマークをサポートすることとなる。
レイラのパスポートを作成するシーンは彼女の素っぽいのが見られてよかった。パスポート屋(?)のおばあさんとも家族ぐるみだった付き合いらしい。かなりお転婆な様子が窺い知れる。
また、件のサルコファガスを持つ好事家アントン。彼も義賊めいた盗掘を行っていたレイラとは、その経路で顔見知りだったっぽい。何やら一悶着あったようだけど。
今エピソードの戦闘シーンはかっこよかった。ムーンナイトがマントを翻して銃弾を弾き返すシーンはヒーローらしさ◎。中のスティーヴンがちょいちょい邪魔をしてくるのが絶妙に決まらなくて面白かったけど。(笑)
コンスの話から察するに、このスーツは身体能力に加えて再生能力を付与されているのだとか。ミイラのイメージと合っていてイイ。
あと、レイラもかなり戦闘慣れしてるのも判明。普通に強いし、なんやかんやお似合いの2人だなぁと。
封印されてしまうコンス
辛くもセンフーのサルコファガスから手掛かりを持ち帰ったマークたち。スティーヴンの協力もあり手掛かりを紐解くが、はるか昔の星の位置を再現しないと読み解けないという。その夜を覚えているというコンスは自らの力で夜空を動かし始める。しかし、その行為は他の神々にとっては許されないものだった。
またもハロウにしてやられてしまった。
コンスを嫌うエネアドの神々からしたら、また独断で目立つ行為をする彼を拘束するのは頷ける。ハロウからも悪し様に告発されていたのもあるしね。
そのおかげで墓場の座標は割り出せた。でも、コンスがいなくても力は使えるのかな。ハロウが封印されてるアミメットの杖を使えていたことを考えると、マークもコンスのスーツは使える気はするけども。
しかし、コンスの持つ力はスケールが大きい。空が動いてるのか空に写してるのかはわからないけど、広範囲の空模様をぐるぐると変える様はさすが神といったところ。
コンスの性格はともかく、自ら封印されるとわかっていようとも実行するところは、彼の持つ信念は非常に強い。アメミットの復活をそこまで危惧しているのかな。元アバターであるハロウをよく知るからってのもありそう。
スティーヴンとマーク
今エピソードで少し気になったのはスティーヴンとマークの関係。
序盤の戦闘でマークとスティーヴンが入れ替わったりするけれど、その中で飛び飛びのマークの視点でありながら、スティーヴンの方も関与してない状況があったりする。つまり、どちらの人格においても空白だった時間があるみたいで。これはマークとスティーヴン以外の人格が存在する可能性もあるんだろうか。
ここで思い出したい…というか個人的に引っかかっていたのが、1話でスティーヴンが知らぬ間にデートのセッティングをされていたシーン。離婚した今もレイラに対して義理堅いマークが、デートのセッティングなんてするはずもない。そこで他の人格があったとするならここの説明がつくかなぁなんて。
また、他の人格に関してはエネアドの前でハロウが追及していたりもする。
もう一つ、マークとレイラが話すシーン。マークはスティーヴンのことを「ここ最近まではコントロールできていた」と話している。
これはもしかして主人格はマークの方なんだろうか。マークが何かしらの心的ショックで生み出してしまったのがスティーヴンという可能性も捨てきれなくなった。
ただ、解離性同一性障害において、一般的には主人格の方が交代人格のことを知らない方が多い。これは主人格が心的外傷を負った末に、そのストレスを分散する為に生み出されるのが交代人格であることが多いため。
とはいえ、全てがそうといった話ではないし、個人的にはその先入観が強くてスティーヴンが主人格だと思い込んでしまってた。でもレイラと関係を持っていたことも考えると、素直にマークが主人格と考えた方がよさそう。
シーズン1 3話のまとめ
今回は神々界の事情とか、その辺りの世界観がわかってきましたね。
墓場の位置は判明したものの、コンスは封印されてしまったりと次の展開が気になります。
常に一手先をいくハロウをそろそろ止めたいところ!
次のエピソードはこちら。
ムーンナイト シーズン1 4話「アメミットの墓」ネタバレと感想と考察