ストレンジャー・シングス シーズン4 7話「ホーキンス研究所の…」ネタバレと感想と考察

ストレンジャーシングス シーズン4ドラマ
引用元:©︎ 1997-2022 Netflix,Inc.

海外ドラマ、ストレンジャー・シングス 未知の世界
シーズン4 vol.1の最終話、7話目の冒頭あらすじとその後、感想と考察になります。
ネタバレにはご注意ください。

いよいよ明かされるホーキンス研究所の過去。その真実とは。
シーズン4前半もこれにて最終回です。
いつもより30分程度長い今作は、もはや1本の映画並みのボリュームです。観ていきましょう!

前エピソードはこちら。
ストレンジャー・シングス シーズン4 vol.1 6話「ダイブ」ネタバレと感想

シーズン4のその他のエピソード、考察記事のまとめはこちら。

冒頭あらすじ

裏側の世界でコウモリのような生物たちに襲われるスティーブ。後を追いかけてきたナンシー、ロビン、エディによって救われる。彼らは不気味な森の中へと足を進ませる。

一方、エルの情報を引き出すため、警護への尋問を続けるサリバン。既に衰弱し切った警護は、エルの命までは…と取引をする。

またも能力が発揮できなくなったエルの元へと場面は変わる。彼女は例のフラッシュバックが原因なのか、一度は戻った超能力を手放してしまっていた。もはや時間がないと焦るオーウェンズ博士とブレンナー博士。
ブレンナー博士は過去に背を向けていては進まないとエルに優しく諭す。彼女は博士の説得を受けて、もう一度過去の追体験へと挑む。

感想と考察【ネタバレ注意!】

うわああ!何から書けばいいかわからない!
今シーズンの怪物、ヴェクナ
その正体はナンシーが情報を集めていたヴィクター・クリール家の息子ヘンリーであり。
そして、エルや研究所の子ども達のオリジナルである”001”でした。

再会を果たすホッパーとジョイス

デモゴルゴンを退け、再会を果たすホッパー達には少し涙腺が緩む。
長かった…。お互いにとても過酷な状況を乗り込え、ようやく再会。文句無しでしょう。もうパートナーでいいでしょ、付き合ってくれ!(笑)
でもすっごい変な事いうと、門扉からもう少し離れてホッパー!同じように安堵した瞬間に襲われた、シーズン2のボブのシーンが脳裏をよぎってしまう。(涙)

それにしても今回のデモゴルゴンは異常に強かった。シーズン1のデモゴルゴンはあまり強い描写がないというか、戦闘に勝った描写はなかった記憶。それがあの強さ。
個体差があるのかわからないけど、少しやせ細っていたように見える。ロシア側があえて飢餓状態にさせていたのかな。それならあの異常な強さも、気が逆立っていたのだと納得。

でもエンゾも言っていたけど、果たして収容所からは脱出できるのか
マレーが倒したのが全てなわけはないし、ここからが本番な気がする。
後半シーズンではホーキンスに合流できるのかな。

裏側の世界からの脱出

ダスティンのひらめきによって、何とか裏側の世界を脱出でき・・・。そうで終わってしまった今シーズン。エディとロビンは出れたんだけどね。

正直なところ、順番的に最後に残ったスティーブがアクシデントに巻き込まれるものだと思ってた。まさかナンシーが持っていかれるとは。でも改めて考えれば、未だバーバラへの強い負い目を感じてる彼女はヴェクナにすごく狙われそうだったなと。
そして何より、もっともヴェクナへの正体に近付いていたのもナンシーだったし。これはヴェクナ本人も語るほどに。であるならナンシーが標的になるのも必然だったのかもしれない。

彼女の救出は後半シーズンへ持ち越し。
音楽作戦で何とか時間稼ぎが出来ればと願う。

血塗られたホーキンス研究所の過去

やっぱりエルがあの光景を引き起こしたわけではなかった!そりゃそうだよね!

例の職員の男がキーマンだった。
何となくワン=彼なのは途中から察してた。けど、まさかあそこまで過激な思想を持っていたとはなー。現実的に言ってしまうと、先天的に他者への共感性が乏しいサイコパスに近い。

そうであるなら、彼に制御装置を埋め込む博士の判断も正しいし、エルに近付こうとしてた事を煙たく思うのも納得。
ただ、そんなワンがエルにだけは自分を重ねていたのはどういった経緯だろうか。彼の唯一人間的な感情がそこにあったのかもしれない。

最後のエルが力を引き出すシーンはとてもよかった。エモい。
最初はワンがかつて言っていたように”怒りと悲しみの記憶”から引き出そうとするも失敗。
最後に彼女の中に出てきたのは、彼女が話したくても話せなかった、お母さんの記憶。その”優しい記憶”から力を引き出したエルに、人間的な感情が欠落しているワンが勝てるわけがなく。あそこの力の逆転はすごく納得がいった。すっごい主人公!

ヴェクナとは

彼の本名はヴィクター家の長男ヘンリーであり、ヴィクター家に悲劇をもたらしたその人。
そして、博士に身柄を保護されてからは001、ワンとなる。
後にエルと対決し、その身を裏側の世界へと飛ばされる。
それから数年経った現在、ヴェクナとして現実世界へと干渉し始める。
…というのが前半シーズンで判明したヴェクナのプロフィール。

伏線は色々あったけど、エル達のオリジナルであるワン=ヴェクナは予想できなかったなー。
今思えば、超能力を使ってる点からやはり研究所関係と疑えたりもしたのかな。あとは過去追体験での凄惨な光景。あれはヴェクナの被害者そのものな光景だし、そこも繋がってた。
そういった観点では、エルや研究所を疑うサリバンは最初からあながち間違ってもなかった。

ヴェクナ=ワン
ヴェクナとマインドフレイヤー【考察】

正体はわかったものの、実のところ過去しか判明してないヴェクナ。
わかったが故に疑問も多く残っちゃう。

彼は現在はエルの力によって、裏側の世界へと隔離される。そこでマインドフレイヤーに遭遇(?)し、彼らと共に現実世界への侵食を、人間への復讐を企むのか。それとも実は彼自身がマインドフレイヤーなのか。
というのも、彼は裏側の世界に飛ばされる前からマインドフレイヤー的な言動をしている。世界を作り変えたいとか、ゲートを増やそうとしている点。ただし、これらはいずれもマインドフレイヤーに対するダスティンの考察との一致であって、実際にマインドフレイヤーがどう考えていたかは不明。
また、人の精神と繋がることができるというのも、マインドフレイヤーのハイブマインドと共通しているように思える。
これを考察するには、裏側の世界と超能力の関係がわからないと難しいかもしれない。また、ダスティンが考えていたように裏側の世界がいつからあるのかも重要か。

個人的には、蜘蛛もキーワードなのかなと感じる。過去シーズンから度々登場していたマインドフレイヤー。奴は見方によっては蜘蛛に見える形を作っていたと思う。ワンのエピソードにも出てきていた蜘蛛。ヘンリー時代の彼は蜘蛛を介してマインドフレイヤーに接触したのかもしれない。いや、蜘蛛に魅了されたワンが形作ったのがマインドフレイヤーとも考えもできそう。いずれにせよ、今の段階では妄想の域かなー。ああ、楽しい。

ヴェクナについては個別に解説考察ページを作りましたので合わせてご覧ください。

シーズン4 vol.1 最終話のまとめ

過去一で楽しめました。シーズン4前半。
シーズン1~3では怪物との戦いだったストレンジャーシングス。シーズン4にて、そこに知性を持った悪の要素が加わりましたね。個人的にはそういった目的や感情を持つ敵の方が燃えるので、この展開はすごく好きです。

まだ見終えたばかりで頭がぐちゃぐちゃですが、早くも次の後半シーズンが気になる!
後半シーズンことvol.2は、日本時間の7月1日から引き続きNetflixで配信開始されるようです。

次のエピソードはこちら。
ストレンジャー・シングス シーズン4 vol.2 8話「パパ」ネタバレと感想と考察

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