海外ドラマ、アンブレラ・アカデミー
シーズン1の6話の冒頭あらすじとその後、感想と考察になります。
ネタバレにはご注意ください。
Netflixで好評配信中のSFスーパーヒーロージャンルのドラマ、アンブレラ・アカデミーシリーズ。

崩壊が迫る中、それぞれ思い思いの日々を過ごす一家。また、コミッションに協力することとなったファイブの動向はいかに。見ていきましょう。
前エピソードはこちら。
アンブレラ・アカデミー シーズン1 5話「5号」ネタバレと感想と考察
冒頭あらすじ
1968年のベトナム。
例のカバンを使ってしまい、タイムスリップしたクラウスは戦争の真っただ中に辿り着いてしまう。兵士に扮しやり過ごすクラウス。彼はそこで1人の兵士、デイブと親しくなる。
徐々に親交を深めていき、パートナーとなるほど仲良くなる彼らであったが…。
時間は現在に変わる。
崩壊する未来を3日後に控える中、崩壊を止める術はないかと話し合うルーサー、ディエゴ、アリソン、クラウスの4名。ルーサーはファイブの話から、自分達が未来では力及ばず既に亡くなっていたを告げる。
感想と考察【ネタバレ注意!】
過去を想うクラウス
クラウスがタイムスリップした際に親しくなった男、デイブ。彼は戦争においてクラウスの目の前で亡くなった。
未来の滅亡が迫る中、そんなデイブと能力を使って最後に話そうと試みる。彼はディエゴに手を貸してもらい、能力での対話に集中しようとする。
クラウスとデイブは恋仲だった…。生きる時代も何から何まで違うはずだった彼らだけど、唯一無二のパートナーだったんだろう。依存症状態を断ち切ってまで最後に話したがっているクラウスを見てると強くそう思う。結果的に成功して、彼と話せそうになるが…。
距離が縮まるルーサーとアリソン
最後まで崩壊に抗おうとするルーサーだったが、養父に課せられていた任務が偽りだったと今になって知る。世界の終わりに備えて娘のもとへ帰ろうとするアリソンだったが、失意の彼を放ってはいられない。彼らは残された時間を意識しつつ、自分達の過去にも思いを馳せる。
自分のもとを去ろうとするアリソンに対して思いを告げるルーサー。アリソンにはバレバレではあったけど、ようやく自分の意志のもと行動できたんだなって思う。常にハーグリーヴズ卿に監視されてたから自分を出せなかったんだろう…。それに加えて、義兄弟とはいえ倫理的なアレもあるし。
そんなこんなでいい雰囲気だったんだけど…。
またしても除け者のヴァーニャ
発表会の報告のために家族のもとへ戻るヴァーニャとレナードだったが、未来の崩壊の件を話し合っていた4人を目撃する。彼女はまたしても家族から除け者にされるという仕打ちを受ける。
帰り道、その事に腹を立てながら歩くヴァーニャ達だったが、彼女の怒りに呼応して周囲の街灯がひしゃげたりと不可解なことが。
アリソンの発言がいちいちヴァーニャに突き刺さるなぁ。なんで「家族の話だから」なんてことを同じ家族に言えてしまうのか…。配慮が足りないしヴァーニャがかわいそうだよ…。
レナードの家にあるハーグリーヴズ卿の手記。そこにはヴァーニャの事も書いてあって、お薬によって制御している旨まで。やっぱりあのお薬は制御不能なヴァーニャの能力を無力化するためなのか。
そしてその手記を、レナードのベッドの下で発見する彼女だったが…。
グレースとポゴの秘密
自らの手で母グレースの動力を絶ったディエゴだったが、彼の前には修復された彼女の姿が。ポゴの手によって修復された彼女は、何かの秘密を抱えながらもディエゴに対してとぼけて見せる。
悲壮な覚悟のもと行動したはずなのに、ひょっこり修復されるだなんて。ディエゴの気持ちはどんなものだったんだろう。
そして、ポゴがいないタイミングで、グレースはディエゴに何かを明かそうとしてくるが…。
職務に翻弄されるヘイゼルとチャチャ
ファイブが機関に戻ったことによって任務がなくなったヘイゼル達。職務に疲れたヘイゼルはこのままこの世界で生きようと提案するが、ここは滅びてしまうと取り合わないチャチャ。2人の仕事に対する姿勢には徐々に齟齬が生じていく。
結局のところ、上からの命令に絶対なチャチャと、この世界での楽しみを見つけたヘイゼルでは勝手が違ってきてしまう。平凡なドーナツ屋さんの彼女を見てヘイゼルは思うところがあったんだろう。
最終的に指令によってお互い敵対することになるが…。
コミッションで動くファイブ
家族の命を助けるため、ハンドラーと取引をしたファイブ。彼はコミッションで働くことになるが、未来の崩壊を防ぐことを諦めたわけではなかった。むしろ立場を利用して現在に干渉しようとするファイブだった。
さすがのファイブ。何から何まで利用しようとする姿勢はたくましい。
上手く情報を引き出し、機関をかく乱した後に現代へと戻るファイブ。でも手榴弾はやりすぎじゃない?とか思っちゃう私は一般人ですね…。
そして、彼が戻った時間は家族会議を行っていたシーン。つまり、今回のエピソードの冒頭まで時系列が戻っちゃうわけなんだれけど、これはその後の展開はすべて無駄になっちゃうのかな。辛いんですけどー!
「かなわぬ願いを想う日」というサブタイトルが響いてくる…。
シーズン1 6話のまとめ
各グループがそれぞれの核心に迫りかけたエピソード。でも最後の最後にそれが巻き戻ってしまう形に。
もちろんファイブ視点では進んでいるので、まったくの巻き戻りではないけれど…!
ヴァーニャがレナードの正体に気付けそうだったのに、そこが変わってしまうなら辛い。
そして、ファイブの狙う「ハロルド・ジェンキンス」とは一体誰なのか。
次のエピソードはこちら。
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